仕事内容について教えてください
HOT製造部の工程は大きく分けると、ガラスの溶解工程とガラスのシート成形工程に分かれており、私はガラスの溶解工程を担当しています。溶解工程はガラス原料の混合に始まり、溶解炉への原料投入、原料溶解、脱泡、攪拌と続き、その後、成形工程へとガラスを受け渡します。仕事内容は幅広く、溶解炉や炉に関わる設備の管理、炉の設計や築炉、炉の立ち上げ、溶解品質改善など多くのことをやっています。
実験室での実験やデスクワークをイメージしている方もいらっしゃるかもしれませんが、私の仕事は生産現場での作業がよくあります。特殊なガラスを製造するためには1600℃という高温な炉で原料を溶解する必要があります。1600℃という温度になると炉内を裸眼で直視することができず、点検時には色のついた遮光眼鏡で炉内を観察しています。
あなたの職場を紹介してください
ガラス溶解の仕事は、理論や数値計算だけで解決できるような業務ばかりでなく、現場でしか知りえない経験により解決できることも数多くあります。そのような環境で毎日、溶解炉やガラスと正面から向き合って仕事をしているため、飽きることがまったくありません。知れば知るほど、経験すればするほどに奥が深く感じられ、今でも分からないことがたくさんあります。自身の目では見ることができない炉内状況を理論的に考えて把握しようとしていますが、悩んでいる時には、上司や先輩にアドバイスをもらったり、その一言で道が開けることもあります。
私たちの使命は、泡や脈理の全く無いガラスを作り続けることです。一歩一歩目標に近づいていますが、泡、脈理ゼロのガラスは未だ成し遂げていない究極の目標です。それはやりがいでもありますし、この仕事に携わる者にとっての大きな壁でもあります。
海外赴任の経験について教えてください

台湾に赴任して5年弱になりますが、海外に対する意識が薄れてきたように思います。当初は、言葉の違いや文化の違いに戸惑うこともありましたが、現在は言葉の壁も低くなり、現地スタッフとも何とかコミュニケーションができています。また、海外で生活することで、日本のよさを再認識することもあります。外から日本を見るという経験がありませんでしたので、かなり意識が変わったように思えます。自分ではあまり実感が沸かないのですが、グローバルな感覚を持てるようになったということかもしれません。
現在、AST HOT製造部に赴任している日本人の平均年齢は33歳です。私と年齢の近いスタッフが多いですが、若くても豊富な経験を積んだ人ばかりでとても刺激になります。お互いにフォローしながら切磋琢磨して、さらなる品質の向上を目指して仕事をしていきたいと思っています。
就職活動中のみなさんへメッセージ
ガラス製造業界では、溶解に携わる技術者のことを窯屋と呼んでいます。現在の私では、まだまだ一人前の窯屋になったとは胸を張って言うことができません。将来、自他共に一人前以上の窯屋だと認められるようになりたいと思っています。仕事をしていると知識の壁にぶつかることも日常茶飯事ですが、経験に裏付けられた幅広く深い知識が要求されるため、日々さまざまな知識を習得するように心掛けています。この仕事に携わった以上、常に自分自身を磨き続けていくつもりです。
当社はまだまだ成長し続けていく会社です。社員の平均年齢も若く、やりがいのある仕事をするチャンスがたくさんあります。海外赴任や海外出張など、現地スタッフとやり取りする機会も多く、自然にグローバルな感覚も身についていくはずです。あなたが仕事にやりがいを求めているのなら、私たちの会社にはその希望に応える環境が整っています。
(現在では四日市に帰任され、研究開発の業務に就かれています)
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- 所属
- :AvanStrate Taiwan(AST) HOT製造部 技術課 溶解G(当時)
- 勤続年数
- :8年
- 勤務地
- :台湾
- 出身学部
・学科 - :工学部
分子素材工学科

- 昨日の各炉の状況確認と朝のミーティング

- メールの返信や各炉のデータ整理

- 昼食&昼寝

- 各炉点検、データまとめ、打ち合わせ

- メールチェック、データまとめ
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